【開催概要】ZINEとは?

最近、よく耳にする「ZINE」ということば。「リトルプレスやミニコミ、同人誌と何がちがうの?」と聞かれることがあります。


ZINEは、MAGAZINEの略称ですが、最初にこの「ジン」という言葉が日本で知られるようになったのは、2010年前後、海外のスケーターやストリートカルチャーに影響を受けた人々が、自分のことを紹介する「名刺」代わりに、コピー機などで作った簡易な冊子を「ジン」と呼んで配布し出したのがはじまりです。

一方で、日本では、個人または少数の有志で発行する非営利の冊子を指す呼称について、


・同人誌(同じ志を持った書き手が集まってつくる会報。戦前から現在まで使い続けられている呼称)

・ファンジン(特撮やアニメなどを愛好する有志が、作品や作家をテーマとして研究や2次創作などを発表する冊子の呼称。70~80年代に良く使われた)

・ミニコミ(1970年代前後の社会運動のうねりの中で、マスコミと異なり、個人の視点で社会的なメッセージや問題提起を発信するために作成された冊子の呼称)

・リトルプレス(90年代後半から、デジタルメディアが台頭する中で、あえて印刷物で発信することを意図して造本や内容にこだわった冊子の呼称)


といった言葉がすでに使われており、2010年代後半まで「ジン」は広く認知されていませんでした。

「ジン」が認知されだしたのは、コロナ禍をはさんだ2020年代初頭、スマートフォンが普及し、個人の表現がデジタルメディアを中心として展開するようになる中でのことです。関心をもってくれる少数の人の手元に、形に残るメディアとして印刷物が再注目されていく過程で、「ジン」という言葉が、作り手やイベンターなどから、次第に使われるようになっていきました。


イマZINEは、こうした日本での歴史的な背景を踏まえつつ、個人または少数の有志で発行する非営利の冊子、ならびに営利であっても、印刷物というメディアの価値を最大限生かして作られた個人または少数の有志による独立系出版社の印刷物を、敬愛をこめて「ジン」と呼ぶこととしました。


「ZINE」のイベントではなく、広く「個人または少数の有志で発行する印刷物が集い、交流が起こる場」として「イマZINE」が、ここ名古屋の地で皆様に愛されるよう、努力していきたいと思っています。



イマZINE実行委員会

当サイトは、名古屋で設置された、イマZINE実行委員会が運営しています。「イマZINE」は、誰もがふらっと立ち寄れて、ありのままの表現に触れられるZINEイベントで、2026年に始まりました。会場では、100組超えるZINE制作者による出店販売と当日限定の様々な企画をご用意します。